Detached
Detached Olive, Halford

フライフィッシング用語辞典

Fly Fishing Dictionary


Shell
Shell Fly, Berners
   
せまがりびょう(背曲がり病) 《魚》《有害生物》
 英語名をホワーリング・ディジーズwhirling diseaseという。Myxosoma cerebralisミクソソーマ・セレブレイラスという原虫(げんちゅう)の感染によって魚の軟骨が傷害され、結果的に骨の変形をきたす。原虫の大きさは約7ミクロンで赤血球とほぼ同じ。
 魚がこの病気に感染すると背骨(脊柱)が曲がるが、ことに尾側が傷害されやすく、稚魚の場合は体尾部から尾鰭にかけて黒く変色するのが特徴。頭蓋骨の変形が起こることもある。稚魚や幼魚の魚体の後ろ半分がS字状に曲がってしまい、ちゃんと泳げなくなって、くるくる回るので"whirling=くるくる回る" diseaseと名付けられた。感染魚が死ぬと数100万個の原虫が水中に出て胞子となり、胞子は30年も生き続けるという。
 ニジマスとカットスロート・トラウトがもっともやられやすいが、ブラウン・トラウトやサケもキャリアー(保菌者)になる可能性がある。キャリアーとは、菌や虫を持っているだけで自分は発病しない状態であり、他の魚に感染させる可能性はある。哺乳類やヒトにうつる可能性もゼロではないらしい。
 治療法はなく、撲滅するためには感染魚を駆除し、水を消毒するしかない。
【資料】McClane's new standard fishing encyclopedia, 1998 (1965). Ken Schultz's fishing encyclopedia, 2000. http://www.whirling-disease.org/prevention.pdf
 
 
ぜんちょう(全長)《魚》《水生昆虫》
 全長とは、動物の全体の長さ。英語はトータル・レングスtotal length。魚であれば魚の最先端(カジキであれば角の先端)から尾ビレの最後端までの長さを全長と言い、釣り人や漁師は全長で魚の大きさを表現する。最大長なので魚の後端は尾ビレをすぼめて計るのが正しい計り方である。このことを知らないで損をした人がいるかもしれない。いっぽう、魚類学では「全長」ではなく「体長」を用いることが標準になっている。
 昆虫の全長というと触角や尾を含んだ最大長のこと。ただし、昆虫学では一般に全長ではなく体長を用いることになっている。なお、トビケラやカワゲラではアンテナが長く、ウィングは腹部後端より長いので、全長というと頭部先端から翅の後端までをさすことがおおい。
【資料】Ken Schultz's fishing encyclopedia, 2000. サケ・マス魚類のわかる本, 2000. 水生昆虫図譜, 1997.
→たいちょう(体長)
 
 
 
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湖の釣り、静寂の中で。
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