カワノ・ブックス出版第3弾!

フライフィッシング・クラシック翻訳シリーズ第2弾!

「水に浮くフライとその作成法」

FLOATING FLIES AND HOW TO DRESS THEM

この本は:

 世界初のドライフライパターン専門の書(初版1886年発行)
 ドライフライのタイイングと釣りの実際をまとめて、ドライフライ・フィッシングという釣りスタイルを確立した最初の本 
 美しいハルフォード・フライの図版

著者:フレデリック・ハルフォード Frederic Halford
翻訳者:川野信之
発行者:川野信之
発行所:カワノ・ブックス/水公社
印刷所・編集・装丁:藤プリント(水口吉朗)
発売日:2013年6月11日。

今回の訳本では:
 読みやすい大きめの字、読みやすい日本語
 手描きのイラストを原書に忠実に美しく再現
 落ちついた装丁
 ハルフォード・フライを河合宏一さんが再現(表紙カバーに掲載)

本の仕様:すべてハードカバーです
糸かがり上製本:A5版、しおりひも付き、194ページ、4色カラー図版11ページ。
装丁:添付写真をご覧ください
おまけ付き:本で使われている図版の別刷りセット
価格:税込み3200円(本体価格3048円)。
 



 
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森村義博氏の推薦文(抜粋)
 ハルフォードといえば、ドライフライの信望者というイメージが強い。しかし、本書を読む限りアクの強さはまったく感じられない。タイイングの手法は初心者にも解りやすく穏やかな口調で書かれているものの、ドライフライ・フィッシングへの情熱は文章のあちらこちらに感じられる。
 中略
本書には90にもおよぶフライの挿絵が収められており、そのうちの24番まではメイフライの最たる特徴であるウィングが取り付けられている。やや上向きかげんで長めに取り付けられたテールとあいまって釣れる気配がむんむんする。そのうちの幾つかを巻いて、春になったらライズに投げてみたくなった。
川野先生の灯したハルフォードの明かりは、本書を手にした人達の中にしばし宿るはずで、また別の明かりが灯ることも期待している。


朽木利久氏の推薦文(抜粋)
 それから30数年がすぎて、その間さまざまな川で、池で、湖で魚を釣った。狩野川の美しい天魚、道志川の山女魚、野反湖の虹鱒、ビッグホーンのブラウントラウト、モンゴルのイトウ。その魚体と共に思い出すのはその閃光のような一瞬の水しぶきなのだ。あれほど美しく、心を捉えるものは、この世の中にそう多くない。きっとハルフォードもそう思っていただろう。だからこそ、彼はあんなにもドライフライを愛したのだと。
 中略
 この本は、そうしたドライフライ・フィッシャーマンにとって無数のそして無限の示唆を与えてくれる啓発の書であり、聖なる道標でもあるだろう。同時代の、大西洋をはさんだアメリカでは、セオドア・ゴードンが言っている。「私は水面に浮いているフライが見たいのだ!」と。


「水に浮くフライとその作成法」についての概説
 フライ・タイイングにおいては、ハルフォードはバイスの重要性を指摘し、みずから理想的なバイスを考案し、販売している。フックについての考察も興味深い。
 ドライフライが良く浮くようにハックルを多めに巻くことを勧め、さらにはハックルがフライの使用中にほどけないように、タイイング・シルクでハックルの中を巻き進めて、強度を高めている。これはなかなか良い方法であり、断定はできないが、ハルフォードのオリジナルかもしれない。また、ハルフォードは工夫をして見事なディタッチト・ボディを作りあげている。このボディは彼の自慢だったようで、巻き方の説明はとても丁寧で、詳しく書かれている。
 ハルフォードの業績でもっともよく知られているのがホイップ・フィニッシュだろう。このホイップ・フィニッシュは現在われわれが行っているものとまったく同じものであり、ハルフォードは指でやり、我々は道具を使っているだけである。
 ハルフォードは実にさまざまなマテリアルを使ったことに驚かされる。たとえば、赤黒いハックルはゲームコックすなわちシャモ(軍鶏)から取っている。また、誰も使ったことがないと思われるコック・ビアード・ハックルというオスのニワトリの側頸部にまばらに生えている数本の長い羽を使っている。それはこのハックル・ファイバーが長く、硬いので、テール材として使ったものだ。(本書189ページで写真入りで紹介している)また、パイクのうろこをブラック・ナットのウィングとして使い、ウサギやネズミのヒゲも使っている。また、メイズというトウモロコシの鞘を乾燥したものをディタッチト・ボディに使っているが、これはハルフォード独自の工夫だったようだ。
 水生昆虫についてもよく観察していて、以下の文章をあげておこう。
”グラノムの翅は初めての脱皮の直後はとても色が薄く、空気にさらされると次第に黒っぽくなっていきます。鱒は、常に羽化直後の虫を好んで捕食するので、フライを作成するときにはできるだけ薄い色のウィングを取り付けなければいけません”
 第VI章の「ドライフライ・フィッシャーマンへの手引き」には、ハルフォードのドライフライ・フィッシングのエッセンスが詰まっていると言っていいだろう。ハルフォードの釣り場はテストやイッチェンなどのチョークストリームなので、日本の渓流では一般的なブラインド・フィッシング(平たく言えばタタキ釣り)は無効であり、釣りはライズを見つけることから始まる。そして、フライをナチュラルにドリフトさせる重要性をくりかえし強調している。ナチュラル・ドリフトという言葉は使っていないが、その内容はナチュラル・ドリフトそのものである。フライ・プレゼンテーションについても、驚くほど詳細に書かれていて、これを実行すれば、現在でもじゅうぶん釣りになるだろう。
 本書ではハルフォードは90のフライ・パターンを示している。フライ・パターンは後に100まで増えたが、晩年には33にしぼり、これらはハルフォード・フライズと呼ばれている。すべてのフライにはウィングがあり、29個はメイフライ・パターンで、オスが14個、メスが15個。セッジが3個、そしてアント・パターンが1個。ハルフォードが好んだドライフライ・パターンをあげておくと、シルバー・セッジ、ゴールド・リブド・ヘアーズ・イア、グラノム、リトル・マリアット、ウィッカムズ・ファンシー、レッド・クイル、グリーン・ドレイク、ハーレクイン、サルトゥーンなど。
 このように、ドライフライ・フィッシングのすべての面において整然と理論化し、フライの作成法を含めて、ドライフライ・フィッシングという釣りスタイルを確立したのがハルフォードであり、その最初の本が本書であった。その結果、本書はハルフォードの意気込みが随所に見られる名著となった。


どこで購入できるか
 アマゾン・ジャパン、紀伊國屋書店(紀伊國屋Webstoreも)、丸善書店、またいくつかのフライショップ(お引き受けいただいた店)で購入できます。
 カワノ・ブックスのホームページ(http://www.kawanobooks.com)の購入申し込みからも購入できます。この場合は書名欄に「水に浮くフライとその作成法」と入力してください。
 購入申し込みと同時に、本代3200円(税込み)+350円(レターパック料金)の計3550円を以下に振り込んでください。2冊注文の場合は送料が500円となります。
振込先:静岡中央銀行番田支店
    口座番号:2343661
    口座名:カワノノブユキ
入金を確認し次第、レターパックにて本をお送りいたします。ご希望の方には翻訳者サインを入れさせてもらいます。