Ruddy
Ruddy Fly, Berners

フライフィッシング用語辞典

Fly Fishing Dictionary


Midge
Midge Flies
   
ノーハックル・サイドワインダー No-Hackle Sidewinder:英語 《フライ》
 アメリカのドライフライ。ノーハックル・ダンNo-Hackle Dun、あるいは、短くサイドワインダーSidewinderとも呼ばれる。サイドワインダーと名付けたのはデイブ・ホイットロックDave Whitlockで、ウィングをフック・シャンクの横に巻き付けるから。
 ダグ・スウィッシャーDoug Swisherとカール・リチャーズCarl Richardsが名著"Selective Trout"(1975)の中で発表したノーハックル・パターン(巻いたのはレネ・ハロップRene Harrop)を基にして、マイク・ローソンMike Lawsonとレネ・ハロップRene Harropが改良を加えて完成した、いわば4人合作のフライ・パターン。初期のパターンに比べ、ウィングはより後方へ取りつけられ、ウィングの後方傾斜角が強くなり、ウィング下半分の巾が広くなっている。ウィングの後方への移動はフライのバランスを改善し、ウィングの下半分のふくらみによって水面と接する面積が増え、浮きがよくなった(レネ・ハロップ談、2000/12/12)。
 フライのシルエットのリアリティーはきわめて高く、スプリング・クリークなどのスリック・ウォーターで威力を発揮する名鉤である。マテリアルはシンプルで、余計なものを削ぎ落として単純化した美しいフライである。惜しむらくはタイイングが難しいことで、多くの釣り人は筆者を含めて、ハロップ一家が巻いたものを購入している。
 なお、ウィングを2重にしたものはダブルウィングド・サイドワインダーといい、より丈夫で浮きやすくなっている。タイイングはさらに難しく、ハロップも今ではもう巻けないそうである。
【タイイング・マテリアル】
フック:マスタッド#94833、TMC #5230、14−20番
スレッド:ボディ・カラーとマッチさせて
テイル:ハックル・ファイバー、スプリット
ボディ:ラビット・ファー
ウィング:グレー・ダック・クイル
【資料】Fly tyer's almanac, 1975. Treatyse of fyssynge wyth an angle, 1965 (1496).
→セレクティブ・トラウト、ダブルウィングド・サイドワインダー、ノーハックル・フライ、ダグ・スウィッシャー、カール・リチャーズ
 
 
ハーディー・パーフェクト(・フライ・リール) Hardy Perfect (fly reel):英語 《リール》《商品名》
 イギリスのフライ・リールで、ハーディー社製。1888年(カタログに載ったのは1891年)、ハーディー兄弟の上から三番目であったフォースター・ハーディーForster Hardyが開発した画期的なリール。
 リールは総真鍮製で、象牙のワインディング・ノブが付いており、スプールには多数のパーフォレーションがあった。新開発の、ラチェットの爪を押さえるバネの調節によるドラッグ・システム(チェック)が付いている。また、回転軸には初めてボール・ベアリングが使用され、スムーズなリールの回転が得られるようになった。リールは単純に3個の部分で構成され、それはリール・フレーム(ラチェットを含む)、スプール、スプールに固定される側板+ハンドル。片軸受けリールである。1903年からは円形のラインガードが取り付けられた。その後、アルミニウムを使って軽量化されたパーフェクトが作られるようにうなった。
 このパーフェクトで使われたラチェット+ドラッグ・システムは故障が少なく、ボール・ベアリングの使用と相まってリール製作の歴史上、特筆すべきリールであろう。パーフェクトがもとになり、ハーディーのリールはめざましい発展を遂げたが、他のリール・メーカーに与えた影響も大きかった。
【資料】Classic and antique fly-fishing tackle、1997。Antique fly reels、1999。Trout (Schwiebert), 1978. Hardy brothers, the masters, the men and their reels、1998。
→フライ・リール、ラチェット
 
 
 
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ネイティブ・ブルックトラウト、サベージ・リバー(メリーランド州)
ネイティブ・ブルックトラウト、サベージ・リバー(メリーランド州)
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